法令科目
法令科目は、数が多いのが特徴です。効率よく学習するには、下記の科目から始めたら良いと思います。
<憲法>法律の基本
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<民法>行政法・商法の基礎となる
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<行政法><商法(会社法)>憲法・民法の応用編
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<基礎法学>抽象的なので最後に
憲法・・・国の法律の中の最も基本となる法律で、わが国の最高法規である憲法で、まず、法律の勉強の基礎をきちんとおさえて、それから他の科目へ応用させるという方法をお薦めします。
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民法・・・民法の基礎知識は、行政法関連の科目においても必要です。商法(会社法)は、民法の特別法になりますから、民法が基礎となります。
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行政法関連〜商法(会社法)・・・行政法の一般的な法理論で、行政法全体についての大枠をおさえることが必要です。ここで得た知識は、他の行政法関連科目に生かされます。
他の行政法科目は、行政手続法→行政不服審査法→行政事件訴訟法・・・・・と学習することで、整理がつきます。質・量ともボリュームがある地方自治法は、この中では一番最後に勉強します。
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基礎法学・・・条文があるわけではないので、内容はとても抽象的です。この科目は、すべての法律を学習し終えてからのほうがわかりやすいと思います。
一般知識科目
行政書士の業務に関する一般知識等は、14問の出題です。
(1)政治・経済・社会
(2)情報通信・個人情報保護
(3)文章理解
の3つに分かれます。試験制度改正により法令科目から削除された法令(行政書士法、戸籍法、住民基本台帳法、労働法、税法)についても、「政治・経済・社会」又は「情報通信・個人情報保護」分野において、関連する知識を問う出題がありうるとされています。
<最新情報、法改正のチェック>
文章理解以外に関しては、常に情報を最新のものにしておかなければなりません。法改正や新法の制定があったりしますので、意識して、新聞などでチェックすることが必要です。
総務省など、国の機関や地方自治体のホームページに掲載されている内容などを参考にすると良いです。
<テキスト>
いろいろな本に手を出さず、3つの分野それぞれについてよくまとまっていて、自分が学習しやすいと思うもの各1冊があれば充分です。
<過去問題集>
直近5年分が掲載されていれば充分です。今まで出題された問題を確認し、何度も出題されている問題については、これからも出題される可能性があるのでしっかりおさえておきます。
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