地方自治法

ここでは、行政法のうち、地方自治法について、ご説明します。

地方自治法について

地方自治法は、憲法第８章「地方自治」の章にある「地方公共団体の組織及び運営に関する事項については、地方自治の本旨に基づいて、法律でこれを定める」（９２条）という規定を受けて制定された法律です。
地方公共団体内部の組織・運営に関する事柄や、国と地方の関係などが細かく規定されています。

地方自治法の学習ポイント

全３２１条と条文が多いのが特徴です。複雑な構造の条文がたくさんあるうえ削除されている部分もかなりあるので、始めは条文を探すことに時間がかかります。まず条文の形式に慣れることと、まめに条文をひく習慣をつけ基本的な事項をしっかりおさえましょう。専門学校のテキスト等に沿って大枠をつかみ、それから個々の具体的な項目を勉強していくのが効率的な進め方です。
出題範囲が広い上に問題が難しいのが特徴です。問題文も長く、問われている内容を理解するのも時間がかかります。過去問レベルの知識は最低限身につけ、次にその周辺知識も自分のものにできるよう意識して問題にあたりましょう。学んだことが、地方自治法の全体像の中でどの位置付けなのかをきちんと理解することが大切です。